外壁塗装

■外壁を生まれ変わらせる

外壁塗装を行う一番の目的は、“防水機能の回復”です。
塗膜のない建物の下地は自然から受けるダメージに弱く、これを保護してあげる必要があります。
万が一、外壁の劣化でヒビが入ると、そこから雨水が侵入してしまい木部の腐敗などを引き起こす結果に。
シロアリの繁殖・カビ菌の発生などを助長し、建物の耐久性がみるみる低下してしまうので、10年を目安に塗り替えを行いましょう。

また外壁塗装の魅力は、建物の外観が美しく生まれ変わること。
塗り替える時のカラーセレクトなどにこだわれば、オシャレな外壁を彩ることも可能です。
一部の外壁を他と異なる色にしたり、1Fと2Fで色を変えたりなど、お客様のイメージする外観に仕上げます。

■塗料の種類とグレード

○アクリル塗料

・期待耐久年数:約6年
・グレード:★★☆☆☆

グレードが最も低いため、単価が低いのが特徴。
しかし通常のアクリル塗料は耐久年数が低く、大体5年に1度の塗り替え+都度の足場組立費を考えるとコストパフォーマンスが良いとは言い難いです。
新技術によって生まれたピュアアクリル塗料などは耐久年数もあり、よく使われます。

○ウレタン塗料

・期待耐久年数:約9年
・グレード:★★★☆☆

下地との密着性が高く、塗膜が柔らかいので細かい箇所への塗装に使われます。
シリコン塗料が一般的になってからは、あまり使われることがなくなってきました。

○シリコン塗料

・期待耐久年数:約10~15年
・グレード:★★★★☆

現在最も主流の塗料です。その理由はコストと機能のバランスの良さ。
耐久性が高く遮熱機能や耐候性の高い塗料もあり、カラーバリエーションも豊富。
塗装業者からの信頼が厚い逸品です。

○フッ素塗料

・期待耐久年数:約15~20年
・グレード:★★★★★

価格はかなり高めの塗料ですが、それに見合う耐久力を備えています。
フッ素の特徴である耐候性・耐薬品性などの機能をもつため、東京スカイツリーやレインボーブリッジなどの大型建造物に使用されています。

○光触媒塗料

・期待耐久年数:約15~20年
・グレード:★★★★★

太陽光で汚れを浮かせ、雨で洗い流し汚れにくくする機能を持ちます。
空気浄化効果を持つものもあり、環境に優しい塗料です。
塗料自体が高価なこと、そもそも日陰になっている場所では効果が薄いことがネックです。

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